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「じゃあね」って帰って行って 家に着いて
一人でテレビでも見ようかなって思ったけどテレビを消して
こうやって紙を折りたたんでいるときに
「ああ 私 あの人のこと好きなのかもな」って気が付くのであって
坂元裕二がそう語っていたのに似ていることを自分でしていて心があったかくなって
一度諦めようとしたものだから、
そのときうれしかったりすこしときめいたりしたことに蓋をしてしまったけど
一緒に過ごした時間を反芻して
こういうところ素敵だなぁ
みんなにできるってみんなこういうところすきなんだろうなと思ってしまって切なくて
それでもわたしは彼のそういうところがすきだなって
次の日、友達にはランチしながら「好きだった」って言ったけど、
夜やっぱり好きかもって言えてしまったくらい
じわじわ好きを噛み締めていた